通関士の試験情報

通関士の試験情報

通関士の試験勉強を始める前に、通関士の試験制度や試験の結果を押さえておくことは非常に重要です。当サイトをご覧の方のなかには、社会人の方もたくさんいらっしゃることでしょう。仕事に支障をきたさないように、また仕事と並行して通関士試験突破の実力をつけるためには、試験のトレンドを把握し、効率的に学習することが大事だと思います。以下のアドバイスを、その参考にしていただけたら幸いです。

通関士試験の科目は、以下のように広い範囲にまたがっています。

【試験科目】
通関士試験は、以下の3科目から出題されます。
(1)通関業法
(2)関税法等
関税法、関税定率法その他関税に関する法律、
および外国為替、外国貿易法(第6章に関する部分のみ)
(3)通関実務
通関書類の作成要領、その他通関手続きの実務
*実際に、輸出申告書と輸入申告書を作成し、関税額を計算。

(2)の関税法の「その他関税に関する法律」ですが、これには関税暫定措置法や、コンテナに関する通関条約・および貨物の国際運送に関する通関条約等における関税法の特例についての法律、また電子情報処理組織による関税手続きの特例などに関する法律(NACCS特例法)などが含まれています。
またこれらの法律のほかに、それぞれの法律に基づく政令や省令などについて出題されることもあります。

このよう通関士の試験は、非常に学習範囲が広くなります。
しかし実際の試験で主に出題される法律分野は、「通関業法」と「関税法」、「関税定率法」の3つです。この主要三科目に関する出題を取りこぼさなければ、少なくとも(1)(2)の法律科目については合格基準を超えることができます。この3科目を中心に勉強すればいいのだと考えてください。

【出題形式と合格基準】
各試験科目とも筆記(マークシート方式)により行われます。
<配点>
通関業法 40点(20問)
関税法等 50点(30問)
通関実務 30点(17問)
<合格基準>
上記3科目でそれぞれ60%以上の得点が合格基準です。1つでも、60%以下の得点があった場合、総得点が全体の60%以上であっても、合格にはなりません。
また合格基準は60%以上とされていますが、このことはその年の問題の難易度によって当然異なってきます。あくまで推測ですが、安全圏は65%~70%くらいだといえるでしょう。

【近年の試験結果】

 

受験者数

合格者数

合格率

平成22年度

9,490人

929人

9.8%

平成23年度

9,131人

901人

9.9%

平成24年度

8,972人

769人

8.6%

平成25年度

8,734人

1,021人

11.7%

平成26年度

7,692人

1,013人

13.2%

平成27年度

7,578人

764人

10.1%

このデータを見ると近年の合格率には非常にバラつきがあります。平成17年度以前は、通関士の合格率は20%以上といわれていたものですが、直近では、合格率10%前後のきびしいものになっています。平成17年度以降は合格する人の数が極端に減っています。残念ながら管理人もその理由については分析できていません。受験者の準備不足が問題なのでしょうか、それとも試験実施サイドに何か思惑があるのでしょうか?いずれにしても、今後もこの傾向が続くと考えておいた方がよいでしょう。

総論として、通関士の試験は安易な対策では決して合格できる試験ではない、という自覚を持つことが大切です。どんな学習スタイルで勉強するにせよ、十分な時間を確保して対策立てをしてほしいと思います。また合格率はきびしい状況にあるといっても、本試験で70%以上の得点をできる方なら、まちがいなく合格できるはずです。
以下のページでは、合格するために必要な、学習準備についてお話ししてみたいと思います。

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